自分の家族をつくる事は、ひとつの国をつくるようなものである。
国生みの儀は、《古事記》に綴られたわが国最古の結婚式を表 す物語である。
『結婚式がしたい』と様々な情報を集め、
約一年の時をその日 を迎える準備に奔走する姿はどれを見守ってもほほえましい。
だがその前に、『この人と、家族になりたい。』 その瞬間が必ずある。
そしてそのタイミングも様々で、
100 人いれば 100 人がその瞬 間異なる物語をもつ。
それはふたりが旅にでている時かもしれないし、
携帯電話でようやく繋がる事のできる距離の長さを過ごす時かもしれない、
ふと 食事や会話のさなか、新たな命を授かったと知った時、逆に片方 の命に関わる事象が起きた時。
世にいう結婚式のスタンダードとは、
一生心に残るようなプロポーズの後、
先にも伝えたように約一年の時をその支度に充て挙式に臨む。
ただ、その時間が、全てのふたりに許されるわけではない事も、 わたしたちは知っている。
レストラン支配人時代の結婚式の中には、挙式のほんの数週間前に起こったあの大震災に郷里のご家族が襲われ、行方不明という事で延期となったおふたりがおられた。
目の前で感謝が伝えたかったはずの一番近い肉親に、会えぬまま一年後に挙式をされた。
私たち自身もことばにならない思いが残る当日だった。
そして自身の挙式以上に想い出深かったのは、
ガン宣告が あったあとふたりでじっくり話し合われた元々のレストランの常連夫妻。
再婚・そして海を越える仕事も相成りそのまま時を経たというふたりが、
ふと振り返って見た時に、ふたりでやりたい事。
それが自分が大切に思う関係の人達をあつめての結婚式だった。
自分たちの大好きなお店で祝ってほしいと、食事ついでに相談にいらした事を今でも覚えている。
そしてその施行はあまりに心をうつものだった。
命は有限であり、人生もいつ何が起こるかわからない。
そして『家族になりたい』『家族の約束がしたい』と思う時だって、
いつ生まれるか誰にもわからない。
それはほんとうに、ふとした時に心におりてくる。
ところで『家族の定義』は、 長い長い時を経て、 21 世紀にようやく自由をもってきたように思う。 今までヒトは、 血縁やその土地の縁をもってして、 その約束による 助け合いが必要な時代を生きてきたし、 それに伴う関係のみを 『家族』としていた れまでの歴史があったからこそ 心の器の大きさも容も少しず つ変わっていき、 家族の定義が、その感情が生む意識や約束で ある事を私たちは互いで許しあえるようになってきたように思う。 共にすごす食卓であったり、 挨拶であったり、 その行動を通して 生まれる感情を、 【お互いの存在を確認しあって安心する存在】 を 家族の特徴であるという考えが広がっている。 【人類は、太古の昔から、帰りが遅いと心配する人を必要としている】 という、わたしの大好きな言葉に、ヒトの時代が追いついた。 話はもどり、【お互いを好きだ】と思う日々の生活から一歩踏み 込んだ【一緒に生きていく】という心にあらわれた決意。 それを約束するのに金銭的ゆとりが少なかったり、 時間がないと決め、結婚式をしないふたりも増えた。 あまりに結婚式というものが大きなお金を生むビジネスとして確固たる存在となってしまい、 どこかのふたりにとって大きな壁となり、 諦める意識を生むという事もずっと黙認されてきた。 多くの結婚式が【一世一代の見栄】を張るセレモニーとして成り 立っている。 でも、ふたりが家族になる事を誓う場面で、 本当に発したい言葉 はなんなのか。それを伝えたい、 見守ってほしい相手は誰なのか。 誰とその祝福の日の食卓を共にしたいのか。 それはいつでありたいのか。 それはどこでありたいのか。 ポラリスは、その【ふたりの出したこたえ】に対応できるようなプランナーでありたい。 それが『今日、なんとしても結婚式を挙げたい』という願いであっても、 それを全てサポートできるプランナーでありたい。
さて、実は世界各国の挙式は 以外にあっさりしたものであったり 宗教的な内容だったりする事が非常に多く、 共に楽しむ披露宴 がメインで三日続くような国もある。 そして世界の婚礼に関する料理は華やかなものから郷土料理 まで様々である。 中には母親自慢の一品を添える国もある。 勿論コース料理で皆様を迎える、という事も結婚式の醍醐味で あるし、 私も味と人柄の信頼を共にもっている盟友『Masterpiece』 という個人のレストランでご試食ののち決めて頂く事がとても多い。 出張料理でもきちんとコース料理を仕上げてくれる彼の手が生む 美しく優しさあふれるオーガニックフレンチでもてなすことにより その食事が幸せな顔を呼ぶ事を知っているからだ。 ただ、ここにも本当に必要な事は、『この日しか祝えないしあわ せな食卓』であるという事だ。 特別な日の食卓を囲むゲストが本当に楽しみたいのは、これから 家族となるふたりとのゆっくり対話の時間が楽しめる事なのだ。 形式的に決まったフリードリンクではなく、 この日のためにと寝か せて置いたワインを持参してもいい。 グラスをお互いの方向に傾け、ふたりの行く末をほほえみと共に 祝える空間。 その時間をゆっくり過ごしてもらえるように、 ふたりは自分にでき る最大限の支度を行うし、 それを最初から最後までサポートする のがプランナーである。 オーナーシェフと共に当日のためにトマトソースを煮込んだり、 自身が育てたハーブを料理に取り入れたり。 レストランではないけれど、ヨーロッパや中央アジアなどの婚礼に 関する料理を、ポラリスと共に作って自作料理でゲストをもてなしたり。 形式が、お金をかける事だけが全てではないし、ケチれば いいというものでもない。 ふたりがどうゲストをもてなしたいかという事で宴はいくらも表現を 変えることが叶う。 わたしたちプランナーも含め、『結婚式』というものそのものが『家 族のこれから』に繋がる儀式として、もっと深く考える時代がやってきた。 一緒に生きていく事を誓う儀式に、そしてその時に降り注いだ 『おめでとう』に、いつか振り返って『ただいま』といえるように そのあと続くふたりの道のりに、毎日のように『ありがとう』を互いに 伝え、 その言葉のかけらをいつかひとりになったとしても覚えてい られるように 【家族になろう】と決めた今日の日が記念日となるように 結婚式が存在するとしたら。
はじめにおふたりに言葉を贈ります。
家族のはじまり、おめでとうございます。
delicatessen POLARISという名前のお店が御影にあります。簡単に説明するとレコードやアートに囲まれた多国籍な創作ごはんを出すカフェ。
小さな町に住む人達に見守られながら色んな事を行う、ちいさな夫婦のちいさなお店です。
そのポラリスのもうひとつの顔として、個人で引き受けた結婚式や結婚記念日などのプランニング業があり、その入り口がこの『Polaris la cachette（ポラリスの秘密の小部屋）』です。
前職のレストラン支配人時代でかかわってきた事の中で、大切にしたいしごとをすべてポラリスで行っています。
プランニングの時は基本的にはごはんは担当しません。
その分すべての力を使って、おふたりのその大切な『家族がはじまる日』を創るために打ち合わせにこられた時からおふたりのための時間を設けます。
大地に描かれた4つの季節を
そのはざまで命をはぐくみつなげてきた生き物たちを
優しく見守ってきた大樹
その雄大な姿を、家族でゆっくり見上げる時間をつくるような。
ことばだけでは足りないそのよろこびの感覚を、指先まで共有するような。
Vow Renewal(バウリニュ―アル)は『誓の更新』を意味します。
『家族をはじめた日』から日々を過ごし、ある時ふと感じたら、このセレモニーを行うタイミングです。
『イニシャルをわかちあった日』『家族になりたいと思った日』『ちいさな命が生まれた日』『家族の家から巣立つ日』…あっという間に過ぎてしまう365の日々に隠れたいろんな記念日。
『自分たちの記念日に』『両親へのプレゼントに』
家族を見つめる時間をつくるセレモニーがあれば。
結婚式より制約が少ないのでなにをどこでどのようにやりたいかは家族次第。
心残りがあった色打掛を選びに行って着てみても素敵。
ふたりがあの日交わした家族の約束を振り返り、これから生きていく新たな誓いをたてるセレモニー。
それがVow Renewal。
参考動画→丹波春日・本上田邸ver. 神戸煉瓦倉庫K-wave ver. タイアップ曲 『イワイウタ』JamzIp
オリジナルドレスを作りました。
提携先の衣装屋さんへ試着にいく時間が足りなかったり、体力的、金銭的な問題を抱えている場合、そんな時にすぐになるべく安価で貸し出せる衣装で、身体的な特徴をすこしでもカバーした上でかわいいドレスを持っておけたら。
元々いくつか撮影に使ったりしていた中古ドレスはあったのですが、一度新婦さまへのサプライズで当日衣装を着せる事になった時に、当時妊婦だったからだには厳しい衣装が多かった事もあり、そして肌質などの関係で見せ辛いという新婦さまがいらした事もあり、衣装屋さんにはないパターンでどなたかの役にたてる衣装があればいいのではないかな？と思いたち、オーダーしました。
お願いしたのは神戸で針仕事をしているamufactさん。
お店で食事にいらした時のご本人の雰囲気や普段作っている服のニュアンスがとても好きで、いくつものわがままを形にしてもらいました。
・ある程度のサイズ対応ができる（妊婦さんや背の高い方も違和感なく着れる）
・年齢や体質を気に掛けにくい（ご高齢であっても、身体の特徴が男性的でも心地よく着れるデザイン）
・脱ぎ着しやすい（車いすなど行動に制限がある方でも移動や脱ぎ着がしやすく）
・すぐ洗って乾かしやすい形状（いざ急に必要となってもすぐにお貸しできるし、きついデザインではない分汗をかいても本人のストレスになりづらい生地をインナーにしている）
・ポラリスらしいデザインのレースを（星座のモチーフなカジュアルかわいい刺繍と、ヴィンテージ感のあるすこし大人刺繍の２パターン。マリアヴェールも同じ生地）
一番は衣装屋さん(特に提携うんぬん以上に、私はポートアイランドにあるマリーグレースの女性社長が、本人が選ぶドレスのイメージにプラスして彼女が花嫁の雰囲気を読んで試着にセレクトしてくる衣装が、本人が思いもよらず似あっていて結局これにする！という事が多い素晴らしい目利きの方が故、数ある衣装屋の中では彼女のお店を紹介せずにはいられない）でスタッフの方と一緒に選んでたくさん試着して決めてもらいたい。
でもそれが叶わない場合もある。
それならば、私がなるべくそのデメリットをリカバーできる衣装を持っていたら、誰かが助かるかもしれない。
勿論だれも選ばないかもしれない。
それでもそのためのウェディングドレスを作りたかった。
その想いから生まれたドレスが、ここにはあります。
◆レンタル料金33000円（税込み）◆
ポラリスのウェディングにおける大切な料理を担当するオーナーシェフは、かつて岡本にあった自社農園を持つナチュラルフレンチレストランを若い頃から支え、その後単身NZへ渡り、国際的な事案に対する経験を積んで独立した二児の父です。
食材へのこだわりは勿論の事、宗教で隔たる食に関する約束事、複雑化していくベジタリアン、ゲストがもつあらゆる事案に柔軟に対応しながら、彼のエッセンスを料理に活かしていく姿をオープン当初より見てきました。
金額に応じてフォトウェディングなどでの撮影弁当からフルコースまで、彼の料理をぜひ御試食にて味わって、ご活用いただければ幸いです。
◆コースの御試食はおふたりで1980円で承ります。◆
ポラリスには必要に応じて、頼れる3人の女性ヘアメイクアーティストの仲間がいます。
私のブライダルワークのはじめからお世話になっている須磨の美容師。着付けとヘアメイク両方を担当してくれているが、その長年の経験から必要に応じ、カメラやライティング、花嫁に合った小物作り、介護も個別で学び、どんな方にも対応できるよう常に成長し続ける無敵美容師。
ブライダル経験が主。自分流のヘアメイクカウンセリングを導き出し、その人自身がまだ気づいていない可能性のある本当の自分の魅力、を引き出す事が得意な美容師。対話や実際に肌に触れ、じっくり自分と向き合う時間を作りながら、『本来の魅力』を見つめさせてくれる、不思議な存在。
舞台や撮影の現場経験がとても多い事から、その時に応じてなにが必要かを瞬時に見抜き、はっきりとした美しさを引き出してくれるヘアメイクが特徴の美容師。
明るく場をなごませてくれる上に丁寧で素早い施術を行う。
～いまこの時を切り取ろう～★フォトウェディング・Vowrenewal・前撮り撮影など、
撮影をメインにした料金（税込み）
撮影をメインにしたカジュアル使いのプラン。
会場費をいれていないので、拘束が少なく、おでかけしやすいのが特徴。
希望予約で承る撮影用のお弁当はコースを担当するレストラン
『マスターピース』が作成（コースに使う食材なども入ります）
料金設定
たとえば…
Photo————–20,000円
Hairmake————–20,000円
Planning —————20,000円
Costume————–33,000円
※新婦ドレスのみ（試着なし。写真でセレクト）の金額。和装や新郎衣装をご希望の方、試着が必要な方は+55000円でセットの用意ができます。
合計 98,000円
※+各会場費がかかります。
●●たとえば、大人のみ郎婦含め30名様の場合●●
ナチュラルフレンチコース料理————–360,000+税サ72,000=432,000円
乾杯用スパークリングワイン3本————–9,000+税900=9,900円
フリードリンク—————-60,000+税6,000円=66,000円
ウェディング生ケーキ————–21,000+税2,100円=23,200円
衣装————-150,000+税15,000円=165,000円
挙式、披露宴撮影————–45,000+税4,500円=49,500円
ヘアメイク、着付け—————-45,000+税4,500円=49,500円
ブーケ・高砂装花・ゲスト装花————–10,000+10,000+6,000+税2,600円=28,600円
音響————-40,000+税4,000円=44,000円
司会————–40,000+4,000円=44,000円
プランニング—————-40,000+4,000円=44,000円
引出物（夫婦×10組、1名×8組の場合）————–(3,000×10組)+(3,000×8)+税4,320円=58,320円
プチギフト—————-14,000+税1,120円=15,120円
合計 640,340円
※+各会場費がかかります
～本当に必要なふたりのために～
結婚式を、時間的、金銭的な理由で諦めるという選択をとったふたりは今までもこれからも多くいると思います。
はじめから好んでいない、必要としていないふたりは別として、
『本当は』やりたい、『今すぐにでも』やりたい、だけど…
そんなふたりのこれからを見守る方々で
『サプライズでプレゼントできないかな』という
そんな誰かの気持ちを手伝うためのささやかなプランです。
★ポラリスオリジナルウェディングドレス＆小物・ジャケット・ベスト・花冠・造花ブーケ 30,000円
+
★乾杯付きフリードリンクと料理 4,000円×人数（強制ではありません。不要な場合はなくて大丈夫です）
またはお祝い弁当@1,000円×希望個数
+
ヘアメイク 10,000円（交通費別途）
+
撮影 15,000円
+
ポラリス使用料（終日5,000円）、ＤＪ料（日曜日のみ） 0円 ★生花ブーケがご希望の場合は4,000円から応相談
+
消費税
※ご自宅等でも可能です。おふたりにとって必要なところへ赴きます。
神戸は西、明石に近い潮騒が生活と共にある、
ちいさな漁師町です。
駅からほど近く、
細い坂の小路にある小さな昭和建築。
庭は空と繋がるような高さ、
海もその目線の先に。
海外育ちの翻訳家のオーナーが
丁寧に管理をしているこの建物は、
元々ゲストハウスとしても使われ、
海外の旅行者をもてなした時期もありました。
語学が堪能なオーナーとの専用プランは、
普通に貸切るよりちょっとお得な金額設定となっております。
◆結水荘専用プラン◆
ベースプラン『ことほぎ』110,000円（税込み）
オプション①『和の誘い』+55000円
オプション②『祝言』+55000円
オプション③『華やぎ』+110000円
パーティープラン『祝宴』
あの日あの時の様々な家族の表情を閉じ込めて今なお呼吸を続けているアルバムの中の写真たち。
昔にくらべ、わたしたちは時を経るにつれて自身の荷物を減らしていく準備を行う時代を生きている。
それでもあの日のまなざしを忘れたくないから。
『あの時はきみはこうだったね』なんて、言葉を交わしあいながら手元にデータで残し換え、新たに今この時の姿を一枚撮る、そんなちいさな想い出プランを作りました。
◆アルバムフォトのデータ化…1枚30円
選別した写真のフォトブック化も可能です（別途有料）
◆データ化ご利用の方のオプションにて、ご家族写真・または単体写真の撮影…10000円
ご自宅や想い出のある場所など希望の場所にてプロのカメラマンが赴き撮影致します。
結婚式そのものに関するご質問や弊社プランに関するご相談、気になる会場の内覧など、確約がなくとも弊社に興味がある方に関して、無料で承ります。
私たちが取り扱うのは人生で大事なシーンであり、大きなお金を支払う大切なセレモニーです。
そこの不安をひとつひとつ取り除き、その日をどきどきしながら迎えて頂く為に、ご自身が納得する会社で挙げてほしい。
ぜひ、確約特典などで焦って契約せず、様々なプランナーに会い、いろんな会場を巡り、ふたりでたくさんお話して、選んでください。
弊社も、その為の架け橋のひとつとしてご活用いただければ幸いです。
Polaris la cachetteでの結婚式、バウリニュ―アルはおふたりとのカウンセリングに沿って予算が決まってきます。
ここに出しているのは今までご利用いただいた中での参考費用などで、人数に応じて、もしくはそれぞれの選択に希望するものでの増減があります。
そして、持込は業者もアイテムも無料。
代々女系の家族で着て繋げてきた振袖を出してくるのも、バーをもつ友人にモヒートを作ってもらうのも素敵ですよね。
おふたりに必要なのは、どんな形で『家族をはじめる約束』を、どんな人達に見守られて行いたいのか。
少しでも普段より大きなお金が動く人生の大きな出来事です。
ぜひじっくり相談して、自分たちに必要な事にまつわる予算を決めていきましょう。
勿論ご相談も無料で承ります。
おふたりの大切な日にまつわる事。様々な会場へ出向き、様々なプランナーさんに出逢ってみてください。
その中で心に決めた会場を見つけられますように。